中吉日記 #04「循環する庭」

こんにちは。yosssy@八ヶ岳 中吉の家 です。
季節の巡りに合わせて歩く、私サイズの小さな暮らしについて綴った「中吉日記 」

4通目の季節は、「芒種」から「夏至」へ。
お田植えが終わり、里山の景色が日に日に変わって行く季節。
ざあざあ降ったり、しとしと降ったり、ああ梅雨だなあ、今日も雨かあ〜、
と鬱々と思う日を何日か過ごすと、ぽっかり晴れたりする。
同じ梅雨でも、原村は湿気が少ないのでからっとしています。
さわやかな空気のなか、カメラをもって朝の散歩にでかけます。

お田植え前の田んぼ。

早朝の八ヶ岳の空は青くて透き通っています。田んぼの向こうは、諏訪。
諏訪湖までは見えないけど、茅野、諏訪の夜景がここから見えます。
この季節の田んぼは「来るべき時を待つ」姿。水面の美しさにドキドキします。

そして…
お田植え後。

どこの田んぼも青々としています!
田んぼに降り注ぐ水は天の恵み、八ヶ岳から流れる水が里を潤し、お米を育てます。yosssyも、いつかは田んぼをやりたいです。でも、それはまだ先かなあ。

今はまだ自分の足元を固めるときのような気がします。
春からずっと続けている石堀り。一人+ときどき夫 ではなかなか進まず…あっちに手を付けてはこっちも掘って…と、庭じゅうあちらこちらで石を掘り返しています(汗)


じゃじゃ〜〜〜ん。
ようやく南側の庭を堀り進めています。
小さな石と大きな石に分けて。小さな石はひたすら駐車スペースにまいて、大きめの石は周囲に積みます。掘って行くと、石の分地面は凹むので、そこには、腐葉土をこれから入れて行きます。その腐葉土はというと…


庭の別の場所から移動させます!
元々ここにあった倒木を重ねていた場所があり、その倒木を薪にし続けて4年… チェーンソーの削りかすと共に、枝やら皮やらは土に還りはじめており、ここのボソボソをふるいにかけて、庭木スペースの土に混ぜるのです。(ああ、また…口で言うは易し…)

4年かけて、ようやく片付いた倒木スペース・・・。最後の最後に「薪にもならない、しかし土にもまだ還らない」枝たちは、原村の枝置き場へ。
アトリエデフさんから軽トラをレンタルすると、なんと軽ダンプを貸してくれました☆
オーナー特権ありがたし!


原村では役場に予約制で、こんなふうに庭木の枝を集められる場所があります。
ここでは大型のチッパー機が時々入り、下のように、チップをつくってくれます!



↑チッパー機がつくったチップ。
この日は、肥料袋に入れて、このチップを持ち帰っている方もいました。
ホームセンターで買えば、お金もかかる腐葉土。でも、こんなふうに村がまとめて作ってくれたらそれを土作りに使えますね。果樹園にまいて乾燥防止にしたり、畑の雑草よけにも使えそう。

こんなふうに、村で資源が循環しているのが良いなあと思いました。


中吉の家では、ご近所さんに株分けしてもらったルピナスがむっちゃ元気。
増えてきたら、またどこかへ株分けして移そうっと。

あっちからこっちへ。今日から半年後、1年後、5年後、10年後へ。場所、時間、自然は刻々と変わっていくことを知り、あれこれ考えデザインする。忘れてはいけないのは、できるだけ、近くで循環させること。人にとっても、植物にとっても、鳥にとっても、みんなが持続可能で幸せな場所になったらいいなあと思います。

色とりどりのお花や野菜が楽しめる庭になるまで、まだまだ道のりは長いです。

yosssy

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ふきを煮ました

私の職場で、たくさんふきが育っています!

勤め始めて4年、初めてふきを煮ることに。
調べてみると、意外と簡単そう。

こんなに摘んだ!!

あれ、、葉っぱを取ったら案外少ない…。

そして、、

む、、剥き終わった…。

これが一番時間かかるのよね…。

あとは、ちゃーっと炒めて煮て完成〜☀️

近くの「たてしな自由農園」でも、こんなふきや山菜が売ってはいますが、

自分の家の土地に生えていたら食べ放題😆

きっと住み始めた最初の一年は、

この土地にどんな植物が生えるのか、食べられるのか、など研究したくなっちゃうと思います🌱

食べられるものが生えていたらラッキー!

季節の訪れを食べ物で感じるのは、とっても自然なことで、また来年も、と思うと時が経つことに喜びもあって。

自然の中で暮らしていると、考え方や未来の見え方まで変えてしまう。

今日は、ポットにバジルと小豆も植えました😊

簡易ハウスの中でいかに大きくなってくれるか!

またお伝えしまーす👋

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一番(?)いい季節の到来

こんにちは。

ただただ、伝えたい。

 

「今が本当にいい季節!」

 

緑ももりもり、でも風は涼しげ。本当に外で過ごすのが気持ちいい季節です。
ここは、長野県諏訪郡原村。八ヶ岳の麓です。

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中吉日記 #03「石アワー」

まいど!yosssy@八ヶ岳 中吉の家 です。
季節の巡りに合わせて歩く、私サイズの小さな暮らしについて綴った「中吉日記 」

3通目の季節は、「小満」。空晴れ渡り、涼風抜ける最高の季節。
菜園は色鮮やかになり、梅雨入りを前に、いのちがすくすく成長する頃。


冬はパキパキに凍るので、外で干すとか絶対しませんが、この季節は外干しが◎。
中吉の家を見下ろすヤチダモの大木は、このあたりの森では一番最後に新緑となります。

まもなく八ヶ岳は開山祭を迎え、いよいよ登山シーズン突入!…ではありますが、今年は開山祭も中止。yosssyも山を愛する1人として、今は八ヶ岳が育む目の前の自然を愛で、家守に専念しています。


庭では、ハクロニシキが元気!
中吉の家と同じDEFオーナーのご近所さんから、2年前に分けてもらったハクロニシキ。株分けしてもらった小さな苗木は倍以上の大きさに育っています。別名 フラミンゴツリー。この色合いが最高にかわいい~

で、今日の本題。

カッコー鳴くこの季節、畑には野菜の苗や種。花壇にはハーブや色とりどりのお花など、命芽吹き、お庭いじりに心躍る頃です。…が、それは芽吹く豊かな土壌があってこそ。
中吉の家といえば、まだまだ×10 荒野。住んで4年、共働きで山のぼり大好きな我が家は、ついつい庭整備は後回しとなり、色んな所が未開拓のまま。手作りの庭づくり入門は、何はともあれ「石」と触れ合います。石との時間から全ては始まります。

まずは、畑。

30センチほどスコップで掘り上げて、フルイでふるいまくり。死ぬほど石が出ます(涙)。
大きな石は、窪地に埋めて、小さな石は、進入路の砕石が減ったところにまきます。山を削らなくても砕石が補給できます。

次は花壇。

斜面には芝桜、下には何か低木か大きなお花を植えようと掘りだしたら…
…隊長!石が…石が…!止まりません!(泣)
こんなふうなハンディー鍬でひたすら石を掘り出し、大きな石は周囲を囲み、小さな石は、もう石畳にしました(上の写真参照)。隙間から雑草生えるけどね…まあいいや。

最後。こちらも花壇づくり。

お隣敷地との境界は、なんちゃって石積みしました。
大きなもの、平たいものは石積みにして、小さめな石は、駐車スペースの砕石が減ってきたところにまきます。


こんなふうに、なんと花壇の面積より石の処理にかける面積の方が大きい(苦笑)。

でも、石は一生もの。腐ることもなくなることもありません。
自分がこの場所に移り住むより前からそこにあったもの。そして何より自然そのものだから、うまく付き合って暮らしたいものです。

来年か再来年には、ここは、紫陽花と紫苑でいっぱいになるはず~~
あと、昨日カモミールの種もまきました☆ どんなふうになるか楽しみです!

おまけ◎

アトリエデフで建てた中吉の家は土壁の家。
今日みたいな20℃を下回る雨の日は、夜の冷気が壁に蓄積されてちょっと肌寒い。
そんな日は薪ストーブに点火。一度つけたら今度は壁が熱を蓄えて気持ちいい◎
緑と火。さいこ~~。

yosssy

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中吉日記 #02「焚き火」

こんにちは!yosssy@中吉の家 です。
季節の巡りに合わせて歩く、私サイズの小さな暮らしについて綴った「中吉日記 」

2回目の季節は、「立夏」。朝晩の寒暖差が緩み、鳥のさえずりが楽しく
木漏れ日はやさしく、森も地面も日に日に色濃く鮮やかに染まっていく。
八ヶ岳のハイライト といも言える季節の到来です。

長い冬が終わり、いつのまにか春が過ぎ、短い夏に向かって走り出した八ヶ岳。
なんだかむくむくと力が沸いてきて、自然と体を動かしてしまう。

そんな時は、思い切ってやりたいこと1個進めちゃおう!
ということで、自宅に焚き火スペースを作りました。

「stay home」中のGW、夫が何やら穴を掘り始めました。


直径一メートル、深さ40センチくらいの穴を掘ると、こんなに石が出てきます…。

お気づきの方も多いかと思いますが、土より石の方が多いんですねえ。
これが、ザ・あるある原村の土地(特に森の中) です。
元畑とかではないと、八ヶ岳はこういう土地が多いと思います。そして「こつこつ庭づくり」とは言いかえると「こつこつ石堀り&お片付け」。ほほほ~。このあたりはまたおいおい。

掘って出た貴重な土は、これから製作予定の花壇に使うとして、石だけを放射状に並べます。
地面に小さめの石を2重にしいて、その上から段々と石を重ねていきます。


・・・・こんな感じで、まあひとまず完成。(この写真は後から撮ったので、既に使った後があります)

で、GWはこんなふうにお庭にタープを張って、焚き火を眺めながらキャンプしました。

キャンプと言っても、テントの出番はなし。
外でBBQして、火を楽しんだら、後は火の始末だけして、家の快適なお布団で就寝です☆


焚き火のある日々。

剪定した枝や、薪にするにはちょっと…な木を燃やして、出来た灰はまた森に戻す。

もちろん毎日とは言いませんが、気持ちの良い夕方に、静かに焚き火しています。
言わずもがな「火の用心」。そしてご近所さんにも配慮しながら、こんなふうに焚き火と暮らすのも八ヶ岳に住む醍醐味だなあと感じています。

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