春の森~間伐作業~

すっかり春になりましたね。

雪が解けて、土が緑に覆われてきました。
八ヶ岳の麓は、自然で溢れています。

(4/3の八ヶ岳の雪と濃い八ヶ岳ブルーの空が美しい~!)

森、川、田んぼ、畑、果樹、険しい頂からは想像もできないような可憐な高山植物。

豊かな水によって育まれる小さな苔などにハマる人もいますね!
わたしの職場の後輩も、美しい写真を紹介してくれましたよ。
八ヶ岳の風~春霞な日のこと。|アトリエデフ通信 

遠くから見ると美しい山々。
でも、一歩近づいて森の木を見ると、
台風で倒れたままだったり、ツタが絡みついて苦しそうにしていたり、
立ったまま枯れてしまっているものもあります。

一切、人の手が入らない森で、自然の動物や雨風できれいに循環が守られている所は本当にごくわずか。
しかも、日本にある森は、実は人工林がほとんどのため、本来はしっかり人の手が入る必要があります。
ですが、現状、きちんと手入れされている森は、数少ないのです。

原村の森もその一つ。
戦後、マツがたくさん植林されましたが、
それから50年以上が経ち、使い時になったにもかかわらず、
木は労力のわりにお金になりにくいということもあってか、
手入れが行き届いていないマツ林がたくさんあります。

昨年の台風では、たくさんのカラマツや白樺が倒れてしまい、
道路をふさいだり、長期の停電といった被害がでてしまいました。

 

そんな原村で!!!

4月6日(土)の暖かい春の日。

原村の森の一部を手入れしている、「NPO法人エコラ倶楽部」で、
春の間伐作業をしてきました!


「間伐」とは・・・
木が込み合っているところの一部を倒して、地面に光や風が通りやすくする作業の事。
光が入れば、広葉樹や草花が芽を出しやすく、その葉や根のおかげで、
土がやわらかくなり、木の根がしっかりと土や雨水を捕まえてくれるようになります。(このことを、「水源涵養(すいげんかんよう)」と言います)
土砂崩れや倒木を防ぐことができるのです◎

50年以上ここに立っていた木を切らせていただく。
重みを倒れたときの振動で感じ、木も生きているんだと実感させられます。

森はたくさんのことを教えてくれる命の始まりの場所です。
命の母は「海」と言われがちですが、
森は、命の源である「水」を生みだします。

わたしたちの命に深くかかわる森。
どうぞ、近くにお越しの際は、原村のズームライン沿いにある
「エコラの森」に入ってみてくださいね。

■エコラ倶楽部■
http://www.ecoraclub.org/about/

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