中吉日記 #06「電気も自然エネルギーに変えました。」

こんにちは。yosssy@八ヶ岳 中吉の家 です。
季節の巡りに合わせて歩く、私サイズの小さな暮らしについて綴った「中吉日記 」

季節は「小暑」。今年は残酷なまでに雨を降らせる梅雨ですが、そろそろ幕引きの頃合い。
ギラギラとした太陽が八ヶ岳から昇る、短くて濃〜い夏。そんな刹那を待つように、生き物達は花を咲かせ、果実を実らせ、今か今かと力を蓄えているように見えます。

中吉の家でも、お隣さんから株分けしてもらった「アナベル」が、3年目で始めて花をつけてくれました。


アナベル といえば、原村に咲く風物詩。気候が合っているのか、色んなお家で目にします。この花が玄関先に咲いてくれると、この森の住人になれたようで嬉しい…。

去年までは茎と葉っぱが一生懸命増えていました。きっと土の中で根を張って土台を作っていたんだね。根付くために奮闘する植物たちには、本当に日々感心…尊敬です。ありがとう〜

さて、本題。


みなさんが毎日使うお家の電気は、何で作られていますか?

この度、中吉の家で消費する電気を、再生可能な自然エネルギーにチェンジしました!
つまり、石油や石炭を燃やす火力発電所や、原子力発電所がつくった電気ではなく、太陽光や風力、バイオマス由来の電気になりました。

正確に言うと、これまでの電気料金の支払い先を「中部電力」から、再生可能な自然エネルギー、それも国内で顔の見える電力を供給する電力会社「みんな電力」に、変更しました。


私が家守になって、はや3ヶ月。家で生活する時間が長くなって、電気のことも考えるように。アトリエデフの家は、お日様の光をたくさん取り入れて、しかも電球はLED。電力消費を極力抑えるお家ですが、それでも梅雨の間は、太陽の恵みが届きにくく、日中でも電気をつけている時間が増えます。


アトリエデフの家といえば、電球色のLEDブラケットがメインの照明。夜、漆喰や木に反射するその光は美しく、毎夜癒されています。

もちろん基本は節電に限ります。だけど、仙人みたいな生活をしない限りは、電気は必要。自給ができず誰かにお金を払っていただくものならば、食べ物や日用品、服、そしてこの家のように、できるだけ「心地よい」選択、投資がしたいと思うようになりました。

私にとっての「心地よさ」は、豊かな自然とそこに永く息づく暮らしや伝統への憧れがあります。風土を感じられ、始末がよく、作り手に感謝と尊敬ができること。そんな存在に豊かさを感じるから、それを選び、応援し、自分もそこに近づきたい。


だから電気も、自然のバランスや人々の暮らしを壊すことに繋がる化石燃料や原子力由来ではなく、国内で顔の見える自然エネルギー発電所より購入したいと思いました。

7月より、ようやく日本もレジ袋が有料化。
石油、石炭、天然ガス。それら化石燃料の使用を減らし二酸化炭素を出さない。それによって地球温暖化、気候変動を止めることは、世界一致の最重要課題になりました。

日本の夏はどんどん暑く、季節は狂い、梅雨も台風も前例なきほど激化・・・・
ここ数年の八ヶ岳の冬も暖かく、雪は降らず凍らず。昨年の冬はついに、原村小学校名物の屋外スケートリンクが作れませんでした。

珈琲は、使い捨て容器からタンブラーへ。
買い物は、レジ袋からマイバックへ。
電気は、火力・原子力から、自然エネルギーへ。

八ヶ岳の麓でも、もちろん実行できます! 切替はほんの5分でした。
詳細は、みんな電力 さんのHPをご覧ください。

◎おまけ◎
夏の霧ヶ峰・車山高原の代名詞といえば、ニッコウキスゲ! 今まさに見頃を迎えています。
中吉のお庭でも、ニッコウキスゲの園芸種 ヘメロカリスが毎日咲いています。
凛々しい美しさがありますね。

蜂さん、蟻さん、ご執心〜♡ 自然はみんなにとって大切ですね。

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